- UPDATE: 2023.8.29
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Vol.5251【NORIEI:Shoe Care】
【Event】ページを更新しています。
来週末はAUBERGEの受注会です。
今回要注目なのは、シーアイランドコットンを使ったデニムシリーズ。
デザイナーの小林さん、パタンナーの上田さんにもお越しいただく予定ですので、
ご都合が合えばぜひ遊びにいらしてください。
最近秋物のパンツを穿きだしているのですが、そうなると革靴も合わせたくなり、
ずっとケアをせず放置していた(あえて、と言っておきます)NORIEIの『BALMORAL』を磨いてみました。
キズやシワ部分の色抜けも気になったので、しっかりハンドグレージングをして仕上げます。
NORIEI:Shoe Care
5年ほど履いている私物の『BALMORAL』。
購入して割と早い段階で軽くグレージングをし、そこからはほとんどケアをせず、
どんな変化をするのか確かめながら履いてきました。
鉛の様なグレーも雰囲気があってこれはこれで良いのですが、
せっかくなのでコードヴァンらしいツヤを出してみることに。
まずはサイズを合わせたシューツリーを入れて、しっかりと革を伸ばします。
これによってシワもある程度伸びるので、ブラッシングやクリームを塗るといった
シューケア全体の作業がやり易くなります。
気付かないうちに入っている無数のキズ。
特に右のトゥ先が気になったので、ここは念入りに。
ちなみに革靴はトゥ先と踵部分が綺麗であれば印象が良くなるので、
時間がないときはその両側をササっと磨くだけでも随分変わってきます。
全体を馬毛のブラシでブラッシングしホコリを払ったら、
ステインリムーバーを沁み込ませた布で全体を拭き、革に付いた汚れを綺麗に落としていきます。
(すみません写真を撮り忘れていました)
地味ですがここをきちんとするかどうかでかなり仕上がりが変わってくるので、手を抜かず頑張りましょう。
そして一通り革が綺麗になったら、クリームを入れています。
今回使ったのは『Cream Naturale』のニュートラルカラー。
小さなブラシを使って少量を全体に伸ばし、クリームの成分を革に浸透させます。
(あまり沢山塗っても革が吸収してくれず無駄になってしまうので、
片足につき小豆1~2粒程度のクリーム量で試してみてください)
そしていよいよハンドグレージング。
『Abbey:レザースティック』がここで登場です。
滑りを良くするためスティックにも少量のクリームをつけ、
力を入れながら革の表面をならしていきます。
この作業がなかなか疲れるので、腕を休ませつつ、靴全体をしっかりグレージングしていきましょう。
キズやシワ部分はスティックの先や腹を使い分けてグリグリと。
そして仕上げのブラッシングです。
コードヴァンのブラッシングに関しては最後も馬毛ブラシを使います。
(カーフやクロムエクセルなど、牛革の仕上げには基本的に豚毛ブラシが使われます)
細く柔らかい毛で磨かれることで、深みのあるツヤが現れました。
トゥ部分のキズも消えていますね。
ビフォーアフターはこんな感じです。
無色のクリームだけを使ったのですが、見事に黒くなりました。
「グレーのまま楽しみたい」という方はグレージングは行わず、
ブラッシングと栄養スプレーのみでケアするのが良さそうです。
いかがでしょうか。
ご自身の手でケアを楽しんでいただきたいという気持ちもありますが、
店頭に持って来ていただき、スタッフが磨くということも行っています。
興味があれば、声をかけてみてください。
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