- UPDATE: 2020.10.26
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Vol.4383【OUTIL:MANTEAU UZES】
MOJITOの別注ガルフストリームパンツ、お陰様で好評いただいています。
【Roots】ページにて紹介しているので、宜しければご覧ください。
今年は着丈の長いコートに惹かれます。
特にMOJITOの『KETCHUM COAT』やNorwegian Rainの『Raincho』など、
「アウターを着てるぞ」という気持ちになれる、生地をたっぷりと使用したものに。
活動のし易さという観点から見ればショート丈の方が何かと便利なのですが、
それでもこのロング丈ならではの佇まいには憧れを抱きます。
そんな中OUTILから届いた『MANTEAU UZES』も雰囲気ある1着。
ぜひお試しください。
迫力のあるモールスキン生地。
デザイナーの宇多さんが、「他ではまず作ることができない」と言い切るオリジナルの素材です。
特に印象的なのは、まるでサテンの様な独特の光沢。
これは1930~1940年代にフランスで織られたモールスキンのみが持っていた特徴で、それ以降は失われたものでした。
その時代のフレンチウェアが持つエレガントさに魅了されたデザイナーが、
なんとしても再現したいと、数年越しに完成したのがこのOUTILのモールスキンになります。
とても細い綿糸を使い、限界を超えた度詰めで織り上げる。
言葉にすると簡単ですが、熟練の職人がシンプルな織機を使って、
手に伝わる微かな感覚を頼りに織っていた特別な生地です。
機械化が進み、職人の技が継承されなくなった現代に蘇らせるためには、
途方もない労力がかかったことは想像に難くありません。
そしてモールスキンといえばブラックかブルーを想像しますが、
今回のものはこれまで見たことがない、ニュアンスの効いたオリーブカラー。
なんとこの色は『柳』の枝と『桑』の葉で染めたそうです。
どうすればそんな発想が生まれるのかは不明ですが、
とにかく自然の優しさと力強さを感じる素晴らしい色となっています。
羊飼いが羽織っていたマントから着想を得たというオーバーサイズのシルエットは、
たっぷりと生地が使用されているためとてもエレガント。
前開きで動きを出すのも素敵ですし、ベルトをギュッと絞って着こなすのも洒落ています。
ライニングのない1枚仕立てなので、インナーを調節しながら長い期間着用できるのも嬉しいポイント。
恐らく動きの早いアイテムかと思いますので、気になる方はお見逃しなく。
※コロナウィルスへの対策といたしまして、ご来店の際はなるべくマスクの着用をお願い致します。
また店内には消毒用のアルコールを設置しておりますので、ご自由にご利用ください。
【Roots】
MOJITO:db Exclusive G.S.P Cord
【New Arrivals】
OUTIL:MANTEAU UZES – Willow / 74,800 YEN
OUTIL:PANTALON ISSEL – Willow / 35,200 YEN