- UPDATE : 2021.8.22
Late summer T-shirt fair:Vol.1
2週連続でTシャツフェアを開催致します。
Vol.1は『ONEWAY』。
独特のサイズ展開やグラフィックは、『あなたらしく着て欲しい』という、
ブランドコンセプトにも込められたメッセージです。
今回イベントに先駆けて、デザイナーの北村さんに話を伺ってきました。
この夏の終わりには、ぜひTシャツを。
【Date】
08.28 Sat & 08.29 Sun
28日の13時~20時の間には、デザイナーの北村さんにお越しいただきます
【Contents】
ONEWAYのTシャツを販売いたします
コレクションでは見ることの出来ないモデルやカラーも含め、幅広くご覧いただけます
お気に入りの1枚を見つけてください
※イベント開催前にオンラインショップにも掲載予定となっております
中島:『ONEWAY』っていうブランドをやっていらっしゃるけれども、
今までTシャツとかパンツ、どれもワンサイズ展開っていうブランドってそう無かったと思うんだけど、
そうしようと思ったきっかけというか、閃きというか、その辺はどういう風に?
北村:そうですね、サイズを分けて展開して、「このサイズだったら着れる、こっちは着れない」って選ばれるんじゃなくて、
ワンサイズで老若男女、色んな着方が出来るっていうのにしたかったっていうのが1番のポイントです。
みんな同じサイズを着てるんですけど、着こなしもバラバラになるし、見え方も違ってくる。そういうのが良いなって。
でまぁ、僕もサイズ的にはオーバーサイズが好きなんで、そこに合わせたって感じですね。
中島:なるほど。今は時代的にオーバーサイズが多いけど、北村さんって昔から結構ゆるめに着てたじゃないですか。
それっていうのは何かの影響なの?何かのカルチャーから影響を受けたとか?
ずっとそういう風な、大き目というかラフなフィッティングやんか。
北村:そうですね、僕はほんと昔からです。XLがベースみたいな。
何に影響を受けたかって言ったら、昔先輩に「男はXLの方がカッコいいで」みたいなことを言われて。笑
中島:あ、そういう風な感じなんや。笑
北村:そうです。笑
大き目のTシャツ着て、パンツの左後ろポケットにはバンダナ、右後ろポケットにはサイフっていう、
なんか変な、そういうスタイルがずっと残ってるんですよね。
中島:そういうのって大阪の古着屋特有なんかな?
僕も京都の古着屋で働いてたけど、大きいサイズ着ようとかそういうのは無かったで。
北村:どうなんですかね?笑
あと大きいサイズが安かったっていうのもありますね。
当時はみんな自分のサイズを、Mサイズの人はMサイズ買うみたいな感じだったんで、
XLとかは需要がなくて残ってたんですよね、ビンテージのTシャツとかにしても。
中島:あ、そうなんや。
それでそこから、ヒップホップの影響とかじゃなくて、周りの先輩に言われたり、
実際に安く買えたりっていうので大きいサイズを着るようになったんや?
北村:まぁヒップホップの感じもたぶん強かったんですけど、
でも基本的には売れ残ってて安かったっていうのが、
そういう当時の古着独特のものに影響されたんだと思いますね。
中島:は~、そうなんや。
そういう大きいのが安かったとか全く知らんかったわ…。
中島:また話を戻すけど、無地のモノもやってないよね。
プリントがドンと入ってたり、小っさくてもロゴが胸に入ってたり。
グラフィックもすごく特徴的だと思うんだけど、それっていうのは何か大事にしてるというか、
自分の中でこうだっていうのがあるの?
北村:基本的に僕はシンプルなモノが好きで、
でもそこにちょっとした『味付け』があればより着たいなっていうのが強くて。
それでアーティスト、このグラフィックを頼んだ方にしても、『僕が好きな人』に頼みたいっていうのが前提であるんです。
ある程度はこっちからこういうデザインにして欲しいですっていうのを依頼するんですけど、返ってきたのがまぁ全部良くて。
その人もずっとアメリカにいたっていうのもあって、好みのカルチャーが近いんですよね。
中島:なるほどね、北村さんのイメージしてることに対する理解度の高い方にお願いしてる感じなんや。
中島:北村さんの思う『格好良い』ってどういう風なものなん?
北村:自分の中で強いのは、『お洒落』よりも『カッコいい』ってなる雰囲気というか。
シンプルなんですけど、同じ服を着てても、その人の着方が出てるのが1番格好いいのかなって。
中島:お洒落よりもカッコいいか…。
なるほど、確かに北村さんって柄モノとか着てるイメージないですもんね。
昔からスタイルはずっとそういう感じ?
北村:ずっとそうですね。
ラルフローレンが自分の中では強かったりもするし、ワンポイントの刺繍とか。
中島:やっぱりアメリカものがメイン?
北村:アメリカものが好きですね。
そこに憧れて、実際にアメリカに行ってみたら思ってた以上に衝撃を受けて、
今日までずっと続けてきたって感じですね。
中島:アメリカに行って「これにやられた」っていうのは何があるの?
北村:ガソリンスタンドで働いてる人とかですかね。
ワークシャツに適当にワッペン貼ってるっていうのが妙にリアルでカッコいいっていう。
普通にペインターパンツにティンバーランドのブーツを合わせてるとか。
中島:なるほど、道具として身に着けてるというか、自然体なところが魅力的に映ったんや。
それがさっきの『カッコいい』ってことやもんね。
でもこうやって話を聞いたら、確かに北村さんらしいアイテムばかりやってなるよね。
今日はありがとうございました、イベントもよろしくお願いします。
北村:よろしくお願いします。
いかがだったでしょうか。
自分らしく着こなすというのは、難しいからこそ、本当に楽しいことです。
Tシャツというシンプルなアイテムを通して、向き合ってみてください。