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  • UPDATE : 2020.12.17

Japanese Craft Fair Vol.2

 

 

『日本の工芸品』にフューチャーした今回のイベント

Vol.2でご紹介させていただくのは、1本の木から削り出された作品です

1点1点異なる、自然のぬくもりをお楽しみください

 

 

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【DATE】

2020.12.19 SAT ~

 

 

1年ほど前、中島が旅先で訪れた古い寿司屋に置かれていた木彫りの鷹

完全な『和』でありながら、味わったことのない妙な違和感に惹かれたと言います

その出会いこそが、今年『Craft』に注力することとなるきっかけでした

特長を頼りに調べてみると、どうやらそれは『笹野一刀彫』という、山形県米沢市に伝わる工芸品

中でも『お鷹ポッポ』と呼ばれる、鷹を模した彫物だと分かりました

その後実際に1体を手に入れ、関連する書籍を読み、より深く調べることに

 

1000年以上の歴史があるとされる『笹野一刀彫』、現代にまで残っている理由としては

江戸時代中期の米沢藩主、『上杉 鷹山(ようざん)』という人物の功績によるものだそうです

雪の多い土地で暮らす農民の副業として、歴史ある笹野彫を工芸品として取り上げ

人々の暮らしを改善していきました

 

 

 

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そのような歴史を持つ『お鷹ポッポ』

今でも数少ない職人が、昔と変わらぬ製法で1体1体削り出しています

 

他の木彫りの置物と違い、『木』の部分をしっかりと残したデザインからは力強さが溢れ

失敗の許されない翼や尾の造形は、見事という他ありません

 

 

 

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お鷹ポッポのことが分かるにつれ気になったのが

歴史的な工芸品ではなく、『今』これと同じようなことをしている人達はいるのかということ

そうして見つかったのが、『飛騨の雪入道』という妖怪でした

 

岐阜県は飛騨の土地で、昔の言い伝えに出てくる妖怪をもとに、ホオノキの木片から作製されています

鉈で割ったときに表れる木目を活かした、荒々しさの中に残る素朴な風合い

どことなく可愛らしさのある表情で、じっとこちらを見つめてきます

 

 

 

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1年を通してご紹介してきた『Craft』全てに共通するのが、全く同じものは2つと存在しないという個性

インディアンジュエリー、フレームフランス、アフリカのバスケットやスツール、メキシコのシュガースカル

そして今回の陶磁器に彫物

個性があるからこそ惹かれ、愛着が生まれる

この考え方はもちろん、洋服にもつながっていきます

 

『Craft Fair』が何か1つ、新たなモノの捉え方のきっかけとなれば幸いです

 

 

 

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