Insonnia Projectsはじめます。
ここ数年盛り上がりを見せているヴィンテージTシャツブーム。
一部の超ハイプライスがネットを騒がせ、
価格中心でクローズアップされている状況が続いております。
高騰し過ぎてる感は否めないですが、
元々はグラフィックのカッコ良さ有りき。
巷を賑わしているヴィンテージTシャツはカッコいいものが多いのも事実です。
やっぱりヴィンテージでしか感じられないものもありますし。
まあだからと言って現状を受け入れ、購入するのには様々な壁がございます。
分かりやすいところで価格やサイズ。。
かといってコピー品等では気持ちが上がらないというのも本音。
ファッションとして楽しみたいところと、クオリティを大切にしたいところ。
2つのバランスで納得出来るものがあれば、提案したいという思いがありました。
そんな中、縁あって今期から取り扱いをはじめたのが、Insonnia Projectsというブランド。
オフィシャルライセンスでのグラフィックを選定し、古着のオリジナルと見分けのつかないほどのクオリティのオリジナルボディを使ったプリントアイテムを展開。
グラフィックやデザインに合わせ、染み込みプリントやクラックプリントなど様々な技法での制作を行なっています。
ざっくりとお伝えすると、当時物の雰囲気を損なうことなくプリントが表現され、
ボディの生地感や縫製等のディティールも満足できる。
しかも公式ですし。
加えて今着たいサイズ感で、しっかり着用して楽しめるというところがポイントです。
ラフに扱えるという、本来Tシャツに求められる役割も果たしてくれます。

INSONNIA PROJECTS / MCA INFINITE SADNESS TOUR TEE – B
目に留まったのは、The Smashing Pumpkins。
90年代のオルタナティブロックを代表するバンドで、
芸術性が高く、壮大なスケール感の音楽が特長です。
音楽も僕個人としては好きなのですが、
ツアー等で発売されていたTシャツはどれもグラフィックが良く、
その魅力は今も損なうことなく惹きつけます。
こちらは3rdアルバムのジャケットで採用されたアートワーク。
The Smashing Pumpkinsというバンドやヴィンテージに知識のある方ですと、
一目見てピンと来られると思います。
ですが上記のことをご存知でない方からの反応も良いのです。
やはり良いモノには、特別な何か出ていて、
感じさせる力が宿っています。

ちなみに背面のグラフィックもオリジナルに忠実です。
フロント、バック共に芸術家「JOHN CRAIG」氏の作品で、フロントのアートワークは、
フランスの画家「ジャン=バティスト・グルーズ」やイタリアの画家、
「ラファエロ・サンティ」の作品である
「アレクサンドリアの聖カタリナ」をコラージュした作品です。

INSONNIA PROJECTS / THE WORLD IS A VAMPIRE TEE
ヴィンテージ好きが二度見するのは、こちらのグラフィック。
こちらはアルバムツアーのマーチャンダイズとして販売されたデザインです。
クラックプリントと呼ばれる、プリントの表面が割れたインクを再現した特殊なプリント技法を採用しております。
既に予兆は出ておりますが、着込んだり洗濯をするうちに、
よりひび割れた独自の経年変化をお楽しみいただけます。

レコード、CD世代の方には、ジャケ買いなる文化がありましたが、
(ジャケットがカッコいいから聞いてもないけど買うという流れです)
今の時代Tシャツがカッコいいから、
買ってみて後でサブスクで聞くというのもアリなのかもしれません。
すぐにAIが発動して、自分の欲しいや興味のあるものばかりが周りにある時代ですから、
全然知らないモノが急角度で知識として入る楽しさは味わうとクセになりますよ。

今着たいサイズバランスがホント上手。
(175cm65kgのスタッフでサイズ2を着用しております)
絶妙なユルさが今のファッションとシンクロします。
見れば見るほどに、しっかりと納得しお勧め出来るクオリティです。
お好きな方にはヴィンテージをしっかりとリスペクトしているのが伝わりますし、
そうでない方にはしつこく響かない。
色々とよく考えらています。
何か感じるところがあれば。
近日オンラインショップにもアップします。
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週2更新(週央と日曜)です。是非ご覧ください。