AUBERGE : CC.BAGS
AUBERGEチャンネルをご覧になられているからでしょうか。
AUBERGE/CC.BAGSを気になされている方が多いようにも感じます。
個人的にも、好きな回でして、何度も視聴させていただいています。
どの回もそうですが、デザイナー小林氏ならではの知識(生地、縫製、歴史背景)だからこそ、
着目する点であって、普通は見逃してしまうような解説が面白いです。
まだご覧になったことのない方はぜひご覧ください。
さて、話は逸れましたが、今回のCC.BAGS。
1920年代、イギリスの不良学生のファッション、「オックスフォード・バッグス」をイメージされています。
日本でいう「ラッパズボン」のようなものでしょうか。
ですが、現在のファッションシーンに当てはめると凄くタイムリーな気もします。
シルエット的には、見ての通り極太。
この生地に関しましては洗うことで少し縮みますが、それでも太い。
フロント、バック、サイドのどこから見ても立体的で、しっかりフォルムのでるパンツです。
イギリスの学生は、このようなパンツにスタンダードなジャケットを着ていたそうですが、
今のファッション的にはちょっと崩した着方のほうが気分だと思います。
例えば、NeedlesのChore CoatとかTrack Jacket 、
またはCAMBERなどの厚めのパーカーに合わせると迫力に負けることなく着ていただけそうです。
きちんとシルエットが出る軟な生地ではないですが、
肌当たりが良く、ほんとに暑い真夏の時期以外は着用いただけますので、
柄物のシャツだったり、プリントTee一枚でも良さそうです。
それと興味深かったのが全く染めていない茶綿の素材。
綿というと、みなさんがイメージされるのは、フワフワの白い綿花かもしれません。
ですが、もともとの色は茶色だったそうです。
じゃあ、なぜ白いコットンが主流になったかというと、“染めやすいから”。
品種改良によって、いま現在は人々の記憶から失われてしまった茶綿ですが、
AUBERGEではありのままの素材を活かし、使用されています。
この茶綿は、動画でも話されているように、ヌメ革のように濃くなるそう。
人の手が一切加えられていない天然繊維だからこその変化だと思います。
どうせだからと、Hender Schemeのkey flockを付けてみました。
同じ天然繊維、同じ茶系だけど異なる変化をみせてくれるはずです。
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