- UPDATE: 2018.7.3
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Vol.3681【Indian Jewelry:Jason Takala】
『ジェイソン・タカラ』
インディアンジュエリーという物に触れたことがなかった頃から、その名前は知っていました。
オーバレイ技法を駆使した作品が有名な、Hopi族を代表するアーティストの1人です。
彼の作品には型紙が存在せず、フリーハンドでデザインを切り出していきます。
知る限りその様な方法でジュエリーを制作できるのは、
同じくHopi族の『Philbert Poseyesva』とジェイソンだけです。
糸ノコを使ってシルバーにデザインを掘り、
それを土台となるもう1枚のシルバーに貼り合わせることで
出来上がるオーバレイのジュエリー。
微妙な曲線や細かなデザインまで全て手作業で削り出すというのは、
想像するだけで気が遠くなりそうです。
彼の代名詞として知られているのが、『Man in the Maze』というモチーフ。
訳すとすれば『迷宮に入り込んだ人』ですが、これは『人生』を表すものとして、
Hopi族では伝えられています。
長い人生の中で道に迷うことがあったとしても、いつかは正しい場所に辿り着ける。
そんなモチーフを身に着けていれば、路頭に迷ったときにも気が楽になるのでは。
最初にも述べましたが、フリーハンドで描かれているこれらのデザイン。
その瞬間瞬間の彼の感情が、直接ジュエリー上に現れます。
芸術と呼ぶに相応しい、力強い作品です。
ぱっと見た印象は似ているかもしれません。
ですがそれぞれ確かに表情の異なる1点もの。
自分だけのジュエリーを探すのも醍醐味です。
【Event】
doo-bop Indian Jewelry Fair 2018
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