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Roebucksのウエスタンシャツ。


中島と僕が大好きなSears Roebucksのウエスタンシャツ。
1960~70年代頃の良い個体が2着見つかりましたので、魅力をお伝えさせていただきます。

まずSears Roebucksって何ってところから。
いわゆる百貨店オリジナルブランド、
ヴィンテージ好きの中ではストア系ブランドと言われるところです。
リーバイスやラングラーのメジャーブランドじゃないからこその面白さ、
ニッチな感じが好きな方には堪らないかと。
王道には王道の良さはありますが、側道には側道の良さ有り。
当時の空気感をふんだんに感じながらも、王道に比べるとプライス的にも妙味有ります。




まず色の雰囲気が最高。
僕たちはこれを良い意味で『チープな色』と言っています。
メジャーブランドの迫りくるタテ落ち感の逆。
いわゆるボワっとした色。
これが何故か心を掴みます。
ドヤ感が良い具合に抑えられているからかもしれません。

その色の秘密はインディゴとは一味違うエイジングが魅力のバットダイだから。
主にストア系ブランドに用いられていた染料及び染色方法になります。
通常のインディゴの代用品として使用されていました。
当時インディゴ染めより安価に出来たことも多用されてきた理由です。




ただし、染まった感じや生地の具合、
製品の作りなどからストアブランド=メジャーブランドの2番煎じという、
やや悪いイメージもついてしまった原因の1つでもありました。
そのため70年代以降にはほとんど使用されることはありませんでした。

そうやって淘汰されてしまったモノの良さを振り返ることが出来るのもヴィンテージの醍醐味。
メジャーにないカッコ良さに惹かれませんか。




画像は僕の私物になりますが、ボタンに注目。
着用を繰り返すと、白色のペイントが部分的に剥げ、いい味、雰囲気を感じさせてくれます。
Roebucksのウエスタンと言えば、この白塗りのフラットボタンです。
(一般的なパールスナップも存在しますが、白塗りフラットはココならではです)
これは好きな方が一目見て分かる判別ポイントです。




今回の個体は60~70年代。
通な方には黒タグと言われております。
サイズは15~15H、着方によりますが170cm前後標準体格の方でしたら問題ないと思います。
襟はピックアップ時、クラッシュしていたので補修しました。
安心してご着用いただけるかと。




着用すると、補修跡はほぼ分からないと思います。
肝心の価格は22,000円税込。
プライス込みでお勧めです。




もう1着はこちら。
いわゆるコンコン。
めちゃ濃いめです。
Roebucksのウエスタンはウエストシェイプのユルさも魅力。
ウエスタンシャツって身幅激細が多いですが、
この位の年代のRoebucksは今着たいシルエットかと思います。
適度なユルさは、丁寧に着るのもバサっと羽織るのも、どちらもハマるはずです。




残念ながらブランドタグのRoebucksの文字が消えておりますが、
モノは間違いございません。
サイズも17~17HのXLですので、ゆったりめをお求めでしたら。

高騰するヴィンテージアイテムですが、
手軽さとリアル感のバランスが良のではないでしょうか。

スタリングにヴィンテージ入ると、深み変わります。
このカッコ良さ、分かっていただければ嬉しいです。


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