- UPDATE: 2023.12.20
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Vol.5347【奥井木工舎:飛騨の雪入道】
今年も店の一角に、なにやら視線を感じるこの子たちが並んでいます。
真っ赤な口とギョロっとした一つ目。
小さな同居人として、持ち帰ってみてはいかがでしょう。
岐阜県は豪雪の地、飛騨。その地に古くから残る伝承です。
雪が降った翌朝には新雪の上に大きな凹みがあり、それは雪入道の足跡と言われていました。
目が一つ、口が一つの雪入道は夜明け前に姿を現し、子供たちに恐れられたとか。
この伝承を元に、飛騨で木を使った伝統的な物作りを行う奥井木工舎が制作。
冬に制作されていた木杓子から溢れた木材を有効に活用できないかと悩まれた末に考案されました。
特徴的な目玉と口もとは魔除けの効果を信じられている朱色で。
出来るだけ木本来の味わいを損なわぬようシンプルで最小限の絵付けに留められています。
恐れられる存在であるはずの雪入道が、どこか気の抜けた顔立ちと素朴な木材の風合いにより、
なんとも愛嬌のある不思議な雰囲気で仕上げられています。
手作業で削り出しから彩色までが施され、飛騨では馴染みあるホオノキという材木が利用されており、
美しい木目と人の手の温かみを同時に感じられる、工芸品としても魅力的な逸品に。
特に何匹もの雪入道が集まっている姿は壮観。
お部屋のどこに置いてあげても、きっと暮らしを豊かにしてくれるはずです。
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