Willow Pants
洋服を見て、デザイナーの方の好きなものが見えるブランド。
ブランドを好きになる基準のひとつです。
「Willow Pants」はまさにデザイナーである、panntherさんの嗜好や、
ライフスタイルを覗いているようなブランド。
それは、例えばこのバックスタイルだけでも、
ギュッと様々な要素が凝縮していて、
只者のパンツではない様子が窺い知れます。
フロントボタンの裏側。
丁寧にレザーが挟み込まれています。
この意図について、panntherさんにお尋ねしたところ、
「特に機能としての意味はない」とのご回答ですが・・。
「Willow Pantsは脱いだ姿も様になる服を意識している」
いや見せること、ほとんどありませんけどっ
思わず言いかけましたが、あえてそこに拘る美学。
着用した者が知り得る満足感。
Willow Pantsが他にはない独自のものに感じるのは何故か。
その秘密に少し触れられた気がしました。
「あとは、レギュラーの古着と合わせて恰好良いパンツ」
確かに!
Willow Pantsは古着に馴染みつつ、合わせを格上げしてくれる頼もしさがある。
新品の服を買う際、
数十年後にこの服が発見された時に、面白い古着として残るかどうか、
考えてみたことはないでしょうか。
Willow Pantsはヴィンテージというよりはグッドレギュラーという
呼び名がしっくりきそう。
ブランドネームや市場価値に関係なく、
服好きが作り、服好きが見つけて輝く、そんな愛すべき服。
週2更新(週央と日曜)です。是非ご覧ください。