- UPDATE: 2022.9.19
- Roots
SO FUCK Records
見渡す限りの緑
都会の喧騒から離れた土地に建つスタジオには、夜遅くまで明かりが灯ります
その中で行われているのは試行錯誤の連続
『SO FUCK Records』
アメリカンカルチャーに魅入られた2人が、新たなレーベルを立ち上げました
スタジオの入口をくぐり抜けると
別の国、別の時代にやって来たかのような不思議な感覚に陥ります
端から端まで詰め込まれた、50年代から80年代のアメリカ
部屋全体が『資料』として、そこに存在しています
その資料の中から見つけ出したアートワーク
当時の『音楽、映画、洋服』などを、2人のフィルターを通して現代的に
そうして出来上がったものは決して狙っていたのではなく
あくまで自然体のまま、模索を続けるうちに現れたもの
洋服という形への落とし込みや
先人の作品へ新たなエッセンスを加える
極めてアナログな手法でのアプローチ
それゆえ量産できるものは限られており、綺麗に整っているとは言えません
ですがその内には何か光るものが、確かに宿っています
『SO FUCK』
公の場での使用は非難の対象であるFワード
しかし気の知れた仲間内であれば、それは一種の感情表現として気楽に登場する言葉です
少しずつ、少しずつ、繋がりの輪を広げていく
今、そっと針を落とします