半年前から待ってました!
ようやくやって来ました、このパンツ。
ルックが公開されたその時から密かに待ち続けた一本。
誰が何と言おうと今シーズンはこれだ、と履いた今だからこそより強く思います。
本当に早く皆さんに紹介したかったですし、正直何より自分が履きたかった。
写真で改めて見ても惚れ惚れとするカッコよさです。
shop blogの方で細かなディティ―ル面はご紹介しておりますので、
こちらでは僕自身どこがそんなに気に入ったのか、そしてこのアイテムに見え隠れする背景なんかも、
拙いながら吐き出させてもらおうと思います。
やり過ぎな位に施されたダメージ加工に、カラフルなパッチ、
そして緩やかに広がるブーツカットシルエット。
まずもってそのルックスに惹かれた事は言うまでもありません。
フレア狂信者の僕にとってはドンピシャなシルエットなことは勿論、
気に入ったのは膝の大胆なダメージ。
所謂グランジライクな格好が好みな僕はダメージが施されたアイテムも幾つかクローゼットにありますが、
ここまで激しいダメージは初挑戦でした。
メンズでは今の時代中々受け入れ難そうなスタイルですし、実際僕も一日履いていてどこか気恥ずかしさがありました。
しかしそれ以上に僕を襲ったのは莫大なまでの高揚感。
ついつい何度も下を向いて確認しては一人ニヤニヤとしてしまう。
新鮮で自分の中でチャレンジになる感覚を久しぶりに味わった様な気がします。
それでいてチャーミングなスマイルのパッチやブランドアイコンのパッチも目に飛び込んでくる。
下を向きたくなるパンツだと思っています。
そして背景的な部分も。
このパンツ、どことなくヒッピーファッションを彷彿とするのはきっと僕だけではないはず。
Needlesは元よりヒッピーカルチャーに多少なりとも影響を受けたブランドとは感じていましたが、
ここまで色濃くそのカルチャーを反映させたアイテムはあまり見かけませんでした。
ヒッピーというのは1960年代に反戦や自由を謳った若者達から生まれた文化で、
自由で牧歌的なファッションもその一つ。
ピースマークのパッチが腰元に据えられている事もそのオマージュなのかもしれません。
新鮮なルックスで且つNeedlesらしさ全開のこのジーンズからは、
生き方もファッションも、お前らしく自由でいいんだ、と
そう訴えかけられている様な気がしたのも、ここまで長々と語った理由です。
勿論解釈は人それぞれですし、全く違うメッセージを受け取った方がいるのならそれも自由。
とにかくこのデニムが好きと言うことを共有できれば幸いです。
最後にスタイリングを。
タイダイシャツを羽織ってとことんヒッピーなスタイルに寄せました。
人を選ぶ事は重々承知の上ですが、その背景を考えるとどうしてもこの合わせをお勧めしたいです。
決してファッションにまつわるカルチャーに詳しくはない僕ですが、
このブログに最後まで付き合ってくださった皆様に、少しでもこの想いが伝わったのなら、
そしてファッションが自由で楽しいモノであることを再認識頂けたならそれ以上の喜びはありません。