今年はハーフジップが気になります。
今期感度の高いお客さんから反応の良いハーフジップ。
分かります。
クルーでもタートルでもない、少しの変化がファッション好きの心を揺らすのです。
中でも好調なのはAUBERGEのERIC。
素材が良いのはもちろん時代の汲み取り方が非常に上手。
新鮮かつ大人の方にも取り入れていただきやすい安定感がございます。
と言いつつも素材の話もさせてください。
肉厚なウールにキャメルをブレンドした素材は、
良い具合の滑りがあり、チクチクした感じはまずないと思います。
加えて重量感が心地良いのです。
それは重すぎるという意味ではなく、しっかりとニット着ているな!
と実感いただける、幸せな重みです。
ご存知かもしれませんが、化繊をブレンドした方が、
生地は軽くなりやすいです。
多くの量販店で扱われているニットを持ち上げると、
軽さをアピールされている商品が多いと思いますが、
それはアクリル等が入っているから。
価格を抑えて、軽くなると聞くと良いことばかりにも聞こえますが、
風合いや着心地の面では、天然繊維には劣ります。
ヴィンテージのニットがガシっと重さを感じるのは、全てウールだったりするからです。
ただしヴィンテージをなぞり過ぎると、気持ち良い重さではなくなってしまうので、
雰囲気は保ちながら、適度な重量感と素晴らしい着心地を実現されています。
肝心のハーフジップはアレンジで可能性が広がります。
閉じて閉めての手軽な変化から、インナーとの組み合わせを考えると更に楽しくなりそうです。
個人的にはモックネックやタートルで、首元を印象付けていくのが、
温もり感とファッション性、どちらの面でもお勧めです。
シックなイメージならBlack Mixで。
今年は、いつもと違う首元を楽しんでみてください。
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