ブラシの違いはご存知ですか?HIRANOブラシ。
こんばんは、新年1本目の映画ご紹介はこちらです。
『アルゴ』
1979年に起こったイランアメリカ大使館人質事件を舞台に、実際にあった事件を基にした映画。
イラン人に拉致された、アメリカ人6人を助ける為に、アルゴという架空の映画製作を企画し、
ロケハンという名目として、イランに侵入するというお話。
めっちゃ面白いです。
終始ドキドキが止まらないのと、
少しコミカルに描かれている箇所と、シリアスな箇所とギャップがまた良いです。
実際に残っていた写真や映像を元に作られていますので、リアリティも凄く感じられる1本。
年明けから良い映画に巡り合えました。
今年の目標は350本。
毎日1本は必ず観ていきたいところです。
では商品のご紹介に移りたいと思います。
多くのご反響をいただいておりますシューケアについて。
意外と皆様ご存知でないブラシについて。(在庫か欠けておりまして申し訳ございません。近日入荷予定ですので今しばらくお待ちください)
まずはこちら
向かって左、HIRANO ブラシ 馬毛(埃落とし用)
HIRANO ブラシ 馬毛 白(茶系仕上げ用) と、3本必要です。
まずは埃落とし用(馬)
埃落としの馬毛は枝毛にに近いような毛が、所狭しと植えられています。
隙間をなくして植えることで、ブラッシング時に静電気が起こり、しっかりと埃を取ってくれます。
またこの埃落としのブラッシングは、
つま先から踵、踵からつま先、どちらでも結構ですので、一定方向に向かって埃を飛ばすような感覚でブラッシングしてください。
実際に外で履いた靴は、コバや隙間に小石をはさんでいる事もありゴシゴシブラッシングすると、その小石をはさんだまま靴の表面を傷つけてしまう場合があります。
続いて仕上げ用(豚)
こちらの豚の毛は、馬毛に比べ、硬いのが特徴となり、隙間は空いて植えられています。
仕上げのブラッシング時は、先程とは異なり、ゴシゴシブラッシングしてください。
硬さがある事で、竹のように撓り、靴の表面で摩擦熱を起こします。
その摩擦熱により、靴クリーム内の蝋成分が溶け出し、ツヤとなる。という具合です。
よくコードバンには仕上げも馬の方が良いのでは?とお問い合わせをいただきますが、正直大差はないです。
埃落とし用と、仕上げ用さえ分けていただければ、どちらの毛を使われても問題はございません。
ただ、豚毛の方が理にかなっていますので、艶は出やすいです。
仕上げ用に使うことで、余分なクリームがブラシにとれていきます。
新品と比べるとこの通り、どんどん変化していきます。
そしてこのブラッシングを続けていきますと、
毛の1本1本の先端が研磨され丸みを帯びるとともに、
艶出しの蝋成分がブラシに蓄積され、クリームなしでも艶がでるブラシに育っていきます。
同時に、表側の塗装も剥げて、良い雰囲気に。
こちらで3年程使用しています。
これを業界内ではブラシも育てると呼び、主流になっています。
履こうと思った靴がちょっと汚れてるなんて時はブラシだけで綺麗になります。
doo-bopでご用意しているブラシは1本4000円弱の所謂良いブラシです。
平野ブラシというブラシ専門のブランドが手掛けております。
探せば1本1000円程でもありますが、こちらの平野ブラシは、一度買うともう買い換える必要はありません。
毛も抜けにくく、ブラシも育つ。
良い靴にこそ、良い道具でお手入れをされてみてはいかがでしょう。
欠品中も近日入荷予定です。
まずはこの3本揃えてください。
毎日更新中です。是非ご覧ください。