- UPDATE: 2014.6.20
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コードバンケア方法はこの様な感じです。
馬の臀部から出来るコードバン。
値段も高価なだけあって、ケア方法もなんだか難しそう。
と思ってるかたも多いかと思います。
確かに値段のするレザーなのは確か。その希少性も相まってそうなっているのでしょう。
ですがケアをどうぞ恐れずに。
カーフレザーとほぼ変わりませんのでご安心を。
本日はそんなケア方法をサラッとご紹介して参ります。
ということで一番大事なことは何よりも靴の形を整えてあげる事。これを忘れてはいけません。
シューキーパーで適切に皺を伸ばしてください。そうする事でよりきれいにより、至福の感覚を味わっていただけますので。
Sarto Recamier Shoe Tree – SR300CR 7,020 yen
Alden純正もご用意しております。
Alden Shoe Tree 7,452 yen
そして最初は馬毛でササッとブラッシング。これだけでも表面の埃が取れ、かなり綺麗になります。
ブラッシングは丁寧に一定方向に。ササッと。
そしてここから。
リムーバーを使って更に汚れを拭き取っていきます。
いわゆるクレンジング。
これをする事で、後々のクリームのノリがまったく違います。
下地作りになります。何事も基礎が大事☆
M.MOWBRAY Stain Remover
300ml 2,160 yen
60ml 648 yen
(先ずは小さいので充分ですよ~。
薄く撫でるように。
適量は少しで大丈夫です。伸ばしてください。
で、上記の左足のように白茶けたような表情になります。
これがいわゆるすっぴん。クリームが何も乗っていない状態ですね。
で今回使用するのもこちら。天然成分のみで出来た靴に優しい、
を、この可愛いブラシで。
ブラシで塗るとクリームがスムースに広がっていきます。手も汚れませんし。
これも適量。曖昧な表現ですが、少しで大丈夫。
塗り広げていくように。
そしてこの子でブラッシングを。
最初のは馬。これは豚毛。
豚毛は固い為、載り過ぎたクリームを飛ばし、また、靴との間で摩擦熱を生みやすい為クリームが綺麗になじみます。
色があるのは靴の色によって使い分ける為。色移り起こしますので。
茶と黒は使い分けて下さい。
シャシャッと。
魂を込めて下さいね。
綺麗になれよ~っと。
コードバンは円を描きながら磨くとより綺麗に。
でこうなりました。左足のみ磨いております。
これで完成。
でも大丈夫なのですが。更に綺麗にするならもう一手間。
履き皺の部分。
コードバンは履いていくと深く皺が入るのですがそれと同時に白くなります。
これは何故か。
実はコードバンという革は起毛しております。いわゆる裏毛。
をプレスでビシャッと寝かす事によって光沢のあるスムースレザーのような表情になっております。
もちろん寝かしているので、当たりが生まれるところは否が応でも毛がおきてまいります。
それがこの白くなる状態。
ではそれをもう一度綺麗に寝かしてみましょう。
このアイテムで。
水牛の角を使用し、作られたアビィ・レザースティック 6,480yenで。
これが毛を寝かしてくれます。
腹の部分に少しクリームを付け、寝かすイメージで少し力を入れて擦って下さい。
決して先っちょで擦るのではなく、腹の部分で。
ある程度疲れたら、
再度ブラッシング。余計なクリームを飛ばしてください。
で、こうなります。
綺麗になっているの伝わりますでしょうか。
この部分がコードバンで唯一の少しカーフと異なるケア方法。
そして最後は、こちらで。
で、優しく、かつ愛情込めて磨き上げて下さい。
こちらも摩擦熱により、クリームの浸透性を上げてくれます。
で終わり。片足約15分ほどの行程になります。
後は磨き上げた靴をニヤニヤとどうぞ眺めて下さい。
そこが一番の楽しみでありますね。
今回は比較のため、左足のみしかしておりませんがもちろん両足お願い致します。
どうでっしゃろ?
綺麗になると更に気持ちよく履いて頂ける事間違いなしです。
どうぞケア、おこなってくださいね。
よろしくお願い致します。
ケースも含め、セットのご相談も承りますので。
素敵なケアライフをどうぞ。