グラフィックと作り込み、CULTURES Tシャツ。
昨年産声を上げたCULTURES、2度目の春夏を迎えました。
目を引く強烈なグラフィックは、背景や文化を感じさせる濃いめの表現。
ファッションなのでカッコいいだけでも良いかもしれませんが、
深みが加わることで愛着は更に増すはずです。
どこか奇妙で、グロさ有り、
好みがハッキリと出そうなのもここらしさ。
突き抜けている感があるので、どこか日本のブランドらしくないかもしれません。
だからこそ好みと重なれば、妙に気になり出すのです。
ちなみにこちらはブラックもご用意しております。
グラフィックに重きを置いている中、
ボディから作り込んでいる希有なブランド。
と言うものinkのデザイナー岡田さんのアドバイスからだそうです。
せっかく作るならボディから!
と当たり前ですが、しっかりと良いモノを届けたいという誠実な考えのもと作られています。
ただし誤解しないでいただきたいのは、有り物のボディを使うことが悪ではございません。
規模感から考えると、有り物を使うほうがビジネス的に正解かもですし、
お客さんへ安価に提案出来るかもしれません。
ですが自分たちの考える良いボディで表現するという、
シンプルですが、難しいことをされているところに、
堪らなくプライドが詰まっているように感じました。
そんな信念を持っているところに魅かれるのです。
肝心の作り込みをあらためてお伝えさせていただきます。
使用しているのは、地厚で乾いたタッチのコットン。
少し無愛想な感じのある質感は、アメリカ古着を彷彿させます。
ちなみに身幅は余裕のあるサイジングですので、暑苦しさはそこまでだと思います。
ボディラインが出づらく、透け感もないので、1枚での着用も前向きかなと。
この太めのリブ幅のネックや、
袖口、裾口のステッチは90年代以前のアメリカ製を彷彿とさせるシングルステッチ。
細かなところですが、しっかりと気持ちを上げてくれる大切な要素です。
一部の品番は、肩や身頃脇に見慣れないステッチで表現。
ここは縫製を長くされている方のアドバイスがあったんじゃないかなと推測しています。
本来の調整では、まず出ない縫い目ですので非常にユニークです。
もちろん、まずは気に入った絵柄が一番大切ですが、
言われると気付くようなことが、沢山あると嬉しいじゃないですか。
時にはそういったTシャツのチョイスも良いのではないでしょうか。
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