オールドHOPIジュエリーたち。
インディアンジュエリーを好きになっていくと、自分好みの作風、方向性が見えてくると思います。
そういったモノを見て、集めていくと知らない間に「スタイル」が確立していくような気がします。
今イベント中、そういったスタイルを確立されている方から良い反応をいただいております「オールドHOPI」。
今夜はこちらのジュエリーにフォーカスしてご紹介していきます。
オールドというだけあって、数十年前に制作されたジュエリー。
くすんだシルバーが過ぎた時間を教えてくれます。
いわゆるヴィンテージピースです。
2019年現在、その多くはもう既に亡くなってらっしゃるアーティストによって手掛けられています。
Lewis Lomay、Victor・Coochwytewaと今では会うこともできないレジェンドと通じ合うことができるのも何だか素敵です。
技術や効率は今の方が上かもしれませんが、その時代に精一杯考えられ、制作されたジュエリーは感慨深いもの。
オーバレイ部と余白のコントラストは日本の美意識「詫び寂び」に近いと感じます。
シンプルで力強い黒色と銀色がつくりだす世界が印象的です。
オールドHOPI、最大の特徴はダイナミックで余白を多くとられた構図。
現在のHOPIジュエリーはシルバープレートにぎっちりとオーバレイを施されたものが多く、
見比べると対照的なことをご理解いただけます。
先日ロングブランチ森田様にお越しいただいた際、現在のオーバレイ技法との違いを教えていただきました。
気になればお気軽におっしゃってください。
当時の製作者の意図を拾っていく。
見つめるとインディアンジュエリーの世界がもっと楽しくなる気がします。
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